2017年9月19日火曜日

セカンダリー・ドミナント

セカンダリー・ドミナント

定義:以下の3項目で構成されます。

基本:ダイアトニックコードに解決する7thコード。ただし、以下は除外します。 
除外1:V7はドミナントなのでセカンダリー・ドミナントに含めません(そりゃそうです)。
除外2:VIIm7(b5)に解決する7thコードはIV#7で、これはそのKeyの長音階の上に無いルートなので、含めません。

つまり、セカンダリー・ドミナントは、以下の5つになります。 
I7, II7, III7, VI7, VII7

そもそもダイアトニック・コードとは何か。そのKeyの長音階の上の音で作った音ということは、その調性の中にいるということです。まずはこれを意識しましょう。

セカンダリー・ドミナントは、どれも、長音階には無い音が含まれている。部分的に見れば転調です。だけど、ダイアトニック・コードに戻って来るのだから、元の調性の中にまだいるって見立てて、音楽に動きと色味を与えてくれるものと考えましょう、というものだと思います。7thコードは動きを作りますからね。

こうやって、音楽的な意味を「実際に音を出しながら」考えるのは、重要です。
これをやらなかったら、算数になってしまいますからね。

5つあるセカンダリー・ドミナントの、最初の一手として考えて差し支えないコード・スケールと、それぞれの解決先を記します。解決先のコードを見れば、コード・スケールを導くのは簡単ですよね。

I7(Mixo.) → IVmaj7
II7(Mixo.) → V7
III7(Alt.) → VIm7
VI7(Alt.) → IIm7
VII7(Alt.) → IIIm7

この5つのセカンダリー・ドミナントそれぞれに「味」、「感じ」があります。
それが身体の中に入ったら強いです。

そう、これが大事なんだ。
それぞれのセカンダリー・ドミナントの「感じ」が分かること。
それが見えたら「身に付いた」ってことですよ。

楽しみましょう! 

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オルタード王子。

Bill Evans(ピアノのほう)って、聴けば聴くほどオルタード王子だよなぁって思う。。あとm7の音使いに急にモードっぽい音使いが出てきて(平気で13やb13が目立ったところに出てくる)ドキっとさせられてたんだなって。。久し振りに研究しちゃいました。